[ひるおび・WBS] 9月入学8月卒業のメリット・デメリット!賛成の声多数?

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政治・経済

休校が2カ月程続いていますが、4月から1年間続く学校生活を9月からに変更するという新たな動きがあり、4月28日の「ワールドビジネスサテライト」、29日の「ひるおび」等で取り上げられました。

  • 現在⇒4月スタート(~翌3月)
  • 9月入学案⇒9月スタート(~翌8月)

萩生田文科大臣は、

9月の入学・新学期制度については一つの選択肢として考えていかなければならないテーマとして、様々なシミュレーションはしている。

との事でしたが、いったいどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?この記事でまとめます。

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学校・受験

現状

読売新聞が、121の自治体を対象に現状を確認したところ、

◆学校再開の時期

  • 決まっている:38自治体
    ⇒内連休明け再開は16の自治体(岩手県、栃木県、島根県、盛岡市等)
  • 決まっていない:83自治体

◆6月に再開する場合、3ヶ月の休校期間分のカリキュラムをどうするか?(複数回答)

  • 夏休みを短縮する:63自治体
  • 修学旅行等、学校行事の縮小:59自治体
  • 土曜授業の実施や拡充:34自治体

◆夏休みの授業は暑い為、懸念されるエアコンの設置状況

  • 設置済み:78%
  • 未設置:22%

◆オンラインでの双方向授業実施状況

  • 実施:5%
  • 未実施:95%

現場からは、、、

  • 指導要領のうち教えなくてもいい単元を文科省が定めて全体の授業時間を削ってほしい
  • 入試の出題は、全員が履修した範囲に限ってほしい

と言った声も上がっています。

 

9月開始の場合のスケジュール

 

問題点

また、番組内では下記問題点が取り上げられました。

  • 9月の入学は台風がすごく多い等、季節的なことも含めて大丈夫か?
    季節の問題は年々変わってくる為、キリがない。
  • 1学年は4月2日~来年4月1日生まれで決まる為、1学年が1.5倍になり、生徒数が増え、今の教育現場が担えるか?
    明確な回答なし。
  • 卒業が遅れるが、大学のお金を誰がみるのか(特に私立の場合)
    明確な回答なし。
  • 会計年度は維持して、学校の始業だけを9月にすると、予算は2年単位になるが、乗り切れるか?
    アメリカは会計年度を学校に合わせ10月スタートにしているが、イギリスは会計年度は4月。学校は9月スタートなので、日本でも2年単位での予算設定は可能。

尾木直樹氏によると、

 

今後は、一つ一つぶつかり大変ではあるが、今までの枠組みを外してとらえる考え方が必要。

日本は、義務教育において履修主義(学校に通いさえすれば進級できる)だが、海外は習得主義(人間として成長してきたら進級できる)の為、留年もありうる。

だからこそ、時期だけではなく考え方も変えていく必要がある。

 

メリット・デメリット

9月入学にした場合の、学校や受験におけるメリット・デメリットは以下のようになります。

メリットデメリット
・休校措置が長期化した場合に生じる教育格差を是正できる。
・秋入学が主流の海外と合わせることで、留学がしやすく、優秀な留学生も受け入れやすくなる。
・小中高は学校教育法施行規則の改正により移行でき、法改正の手続きは難しくない。
・就職時期や国家試験の日程などの見直しが必要になる。
・4月から始まる国や地方自治体の会計年度とズレが生じる。
・大学の「9月入学」以外は近年議論されていないため、国民的な理解が得られるか不透明。

 

就職

9月開始の場合のスケジュール

 

メリット・デメリット

「経済界は9月始業になっても柔軟に対応できるのでは?」という意見もある反面、業種によっては下記のようなデメリットもあるようです。

メリットデメリット
・新卒一括採用でなく通年性にすれば、適正時期に人材を獲得できる。尚且つ、就活中の大学生も融通が利く。・若い人手が不足している為、9月に伸びることは痛手。
・引っ越し業や不動産業等、ビジネスサイクルが崩れる業種もある。

 

スポーツ

現状

槇原氏によると現状は

夏の大会は負けてしまえば、3年生はそこで引退というドラマがあり、都道府県から必ず1校は出場するので、地元の応援にも熱が入り非常に盛り上がる。

 

9月開始の場合のスケジュールは?

3年生の出場選手は大幅に減り、1・2年生主体のチームとなり、ドラマ性は薄れてしまう。

 

5月・10月に甲子園?

そこで、甲子園を5月・10月に行えば問題解決かと思いきや・・・

 

プロ野球は4月から始まる。5月はゴールデンウィークも絡めて家族連れも多いし、10月は日本シリーズやプレーオフもあるのでお客様がたくさん入る時期。

そちらの日程を考えるとバッティングしてしまう。

そこまで譲れるかということで甲子園を主にしている阪神も含めて、優勝争いをするチームなので、しっかりと協議していく必要がある。

恵氏:「プロ野球の開幕を前倒しにはできないのか?」

時期的に寒いから今までの習わしからするときつい。

アメリカは普通にドラフトは日本と違う時期にできている。アメリカを題材にして、考えていくのも一つの手ではある。

恵氏:「アメリカに甲子園はある?」

甲子園みたいな盛り上がりはアメリカにはない。

今回、選抜が無くなり夏も危ぶまれている選手達が、後ろにずらすことで(10月に収束していたら)、戦いに出られればメリットがあると思う。

 

今は、皆様が本気になってやるべき時期だと思うので、納得できる材料をしっかりと出してもらえばいいと思う。

 

メリット・デメリット

メリットデメリット
・ベストシーズンの中で試合ができる。
・炎天下での連投等、問題視されていたことが解決される。
・プロ野球も当然ベストシーズンなので甲子園を長期間使用できるのか難しいところ。
・甲子園大会でなくなってしまうかも

 

著名人のコメント

安倍首相:「社会全体に大きな影響を及ぼすことなので、慎重になるという意見もあるが、これくらい大きな変化がある中において前向きに様々な選択肢を検討していきたい。」

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萩生田文科大臣:「地方自治体の皆さまも一緒になってやるから、この際オールジャパンで、子供たちの学びを確保するためには『これしかないんだ』と考えて頂けるとすれば、大きな選択肢になる。」

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世耕弘成参議院議員:「すべての学生を半年間留年させることと同じことなので、コスト負担も出てくる。」

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小池都知事:「桜と一緒でなければ雰囲気が出ないとか会計年度等の問題はあるが、国際スタンダードという形に合わせていくのも一つだと思います。これによる混乱は生じると思いますが、既に混乱しているので、そういう時にしか社会は変わらないのではないか・・・その一つとして9月スタートも有ではないか。」

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村井宮城県知事:「これから子供たちをどう育てていくのか、そこにベースを置くとチャレンジしてみるべき。今は4月始業で準備をしているが、国が方針を出したらすぐに対応できるように早めに提案をしている。賛成の意見が圧倒的に多いので、その考えは取り入られると思っている。」

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武田鉄矢氏:「いろいろ試すチャンス。日本の半分は4月で半分は9月等、その混乱に挑戦してみる(笑)日本の歴史の中で一番うまく言った教育は、吉田松陰の松下村塾である。あれほど人材を多く出した塾はない。入学時期を一つにまとめるからややこしくなるので、随時入学のそろばん塾風でいいのではないか?」

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尾木直樹氏:「10年前から9月スタートを推奨。今活動することが重要。枠組みを決めて、10あったら7やればいい。高校・大学受験も出さない所を決めることで、スタートラインにあまり差が出なくなる。」

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田崎史郎氏:「東京大学が10年ほど前に9月入学を導入しようとしたが、実現しなかった。世の中がそういう雰囲気にならなければ、変わらない。」

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槇原寛己氏:「今いい時期だと思うが、メリット・デメリットを出してもらって考えたい。スポーツ界としては、プロ野球に入ってくる人達のことを考えるとタイムラグがあるので、選手としての鮮度が落ちてしまうのではないか。」

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伊藤聡子氏:「前から9月入学は考えた方がいいと思っていたので、このタイミングを逃したら実現できない。留学をするにも来てもらうにも半年間のロスが生じてしまうし、大学の国際ランキングも年々下がってきているので、日本には魅力がない。生産年齢人口が少なくなってしまう運命にあるので、海外の協力が必要。」

 

まとめ

今回の9月始業案ですが、元々は下記ツイートがこの議題のキッカケになったようです。

また、放送にもありましたが、夏目漱石の三四郎によると「季節は夏。明治の大学は西洋にならい9月が学年の始まりだった」という風に、日本でも9月が学年の始まりだった時代もあります。

今の始業時期は、徴兵対象者の届け出の時期が9月から4月に代わり徴兵猶予の資格を学生が得やすいようにとの事で広がっていったそうです。

世の中の出来事で物事は変わるんです。

そして、今が時代の節目ともいえる時期なんだと思います。

これからの日本を担う若者たちの為に、少しでも良い決断が下されるよう祈っています。

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