スマホ決済サービスの中でも人気の高い「楽天ペイ」。
使い勝手が良く、ポイント還元率も高いため、多くの人々から支持されています。しかし、他のスマホ決済サービスと比較して、楽天ペイには注意すべき点があります。例えば、チャージ方法が限られているため、大きな金額を使う場合には不便さを感じるかもしれません。
その一方で、楽天カードユーザーにとっては使い勝手が非常に良いため、ポイント還元率が高いこともあり、お得に買い物をすることができます。
この記事では、楽天ペイの使い方やメリット・デメリットを詳しく解説し、楽天ペイに興味がある人々にとって、役立つ情報を提供します。
メリット
キャッシュレスで便利
楽天ペイを使うと、お財布を持ち歩かなくてもスマートフォンだけで支払いができます。現金やカードを出し入れする手間が省けるため、お買い物がスムーズになります。
ポイント還元が豊富
楽天ペイを使うと、楽天市場や楽天系列店舗でのお買い物でポイントが貯まります。貯めたポイントは、楽天市場や楽天トラベル、楽天ブックスなどで使うことができます。
PayPay | 楽天ペイ | au PAY | d払い | メルペイ | |
---|---|---|---|---|---|
基本還元率 | 1.0% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
最高還元率 | 1.5% | 1.5% | ー | 1.0% | 9.0% |
ゴールドカード所持 | 0.5% | ー | 1.0% | ー | ー |
合計還元率 | 2.0% | 1.5% | 1.5% | 1.0% | 9.0% |
※PayPayはPayPayカードの所持が条件です。 ※楽天ペイは、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージが条件です。 ※d払いは、dカードでの支払いが条件です。 ※メルペイは、メルカードの所持が必須です。また、還元率が+8%になるのは、毎月8日のみで上限は300ポイントまでです。 |
キャンペーンが豊富
楽天ペイでは、季節やイベントに合わせて、お得なキャンペーンが実施されます。キャンペーンをうまく利用することで、お得にお買い物ができます。
利用できる店舗が多い
楽天ペイは、楽天グループが提供するサービスで、楽天市場などのECサイトでの利用も含めると、ユーザー数が非常に多いです。そのため、楽天ペイが使える店舗も増えており、利便性が高まっています。
WBS※1 | MMD研究所※2 | 加盟店数 | |
---|---|---|---|
PayPay | 56.4% | 45.4% | 374万ヵ所 |
d払い | 15.7% | 16.7% | 266万ヵ所 |
楽天ペイ | 12.6% | 16.7% | 500万ヵ所 |
au PAY | 7.0% | 13.5% | 528万ヵ所 |
メルペイ | 1.2% | 3.00% | 170万ヵ所 |
LINE Pay | 1.2% | 2.50% | 309万ヵ所 |
FamiPay | 1.0% | 1.50% | 30万ヵ所※3 |
ゆうちょPay | ー | 0.40% | 30万ヵ所※3 |
※1は、2022年12月24日にWBSが公表したデータです。 ※2は、2022年1月にMMD研究所が18~69歳の男女45,000人を対象に行った調査結果です。 ※3は、Smart Codeに加盟している店舗数です。 |
安全性が高い
楽天ペイでは、暗証番号や指紋認証などのセキュリティ機能が備わっており、不正利用のリスクを低く抑えています。また、楽天グループの安定性もあるため、安心して利用することができます。
デメリット
楽天ペイはチャージ方法が少ない
楽天ペイはPayPayやau PAY・d払いに比べてチャージ方法が少ない点はデメリットと言えます。
サービス名 | チャージ方法 |
---|---|
楽天ペイ | ・楽天カード
・楽天銀行口座から振り込み ・ラクマの売上金 ・楽天ウォレット |
PayPay | ・PayPayカード ・銀行口座から振り込み ・セブン銀行またはローソン銀行ATM ・PayPayあと払い ・ソフトバンク or ワイモバイルまとめて支払い |
au PAY | ・auかんたん決済 ・auじぶん銀行 ・その他銀行口座 ・クレジットカード ・Pontaポイントまたはauポイント ・au PAYギフトカード ・現金(auショップまたはローソンでチャージ) |
d払い | ・dカード ・銀行口座からの引き落とし ・ドコモ口座からのチャージ ・コンビニでの現金チャージ |
後払い決済に対応していない
楽天ペイは後払い決済に対応していないので、あらかじめチャージが必要になります。一方、PayPayは後払い決済に対応しています。
この点において、楽天ペイはPayPayに比べて柔軟性に欠けます。
特に、急な支払いが必要になった場合や予定外の出費が発生した場合には、後払い決済が利用できるPayPayの方が利便性が高いと言えます。また、楽天ペイでは残高不足による決済エラーが発生する可能性があるため、余分な手間や時間をかけることになるかもしれません。
利用限度額が低い
楽天ペイは、カード払い(楽天カード・楽天銀行デビットカード)・楽天銀行口座払いの1回あたりの利用限度額は最大50万円まで利用できますが、チャージ払い・ポイント払いは、1回あたりの利用限度額が最大3万円までに制限されます。
一方、他のスマホ決済サービスのチャージ払いの利用限度額を比較すると、PayPayは1日あたり50万円、au PAYは1回あたり30万円まで利用可能です。
このため、楽天ペイを利用して大きな買い物をする場合、利用限度額の制限によって不便さを感じる可能性があります。特に、PayPayの場合は利用限度額が高いため、より大きな買い物にも対応できると言えます。
決済サービス | カード払い・口座払いの最大利用限度額 | チャージ払い・ポイント払いの最大利用限度額 |
---|---|---|
楽天ペイ | 50万円 | 3万円 |
PayPay | 制限なし | 1日あたり50万円 |
au PAY | 制限なし | 1回あたり30万円 |
※表記はあくまでも一例で、現在のサービス内容と異なる場合があります。最新情報は各サービスの公式サイト等でご確認ください。
まとめ
楽天ペイは、楽天グループのスマホ決済サービスで、楽天市場や楽天トラベル、楽天ブックスなどの楽天グループサービスで利用することができます。
楽天カードや楽天銀行のデビットカード、楽天銀行口座からの支払いが可能で、ポイント還元率が高いことが魅力です。しかし、チャージ払いやポイント払いの利用限度額は1回あたり最大3万円までと少なく、後払い決済には対応していません。
そのため、大きな買い物をする際には不便を感じることがあるかもしれません。
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