2018年のPayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」を皮切りに、クレジットカードと紐づけたバーコード決済が、爆発的に普及しました。
一時期は、どのサービスがお得か悩む時期もありました。
そして、出た結論は、どこの店舗が最も安いかを調べてから、その中で最もポイント還元の高い支払い方法を選択するということです。
2023年のポイント還元率は?
PayPay | 楽天ペイ | au PAY | d払い | メルペイ | |
---|---|---|---|---|---|
基本還元率 | 1.0% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
最高還元率 | 1.5% | 1.5% | ー | 1.0% | 9.0% |
ゴールドカード所持 | 0.5% | ー | 1.0% | ー | ー |
合計還元率 | 2.0% | 1.5% | 1.5% | 1.0% | 9.0% |
※PayPayはPayPayカードの所持が条件です。 ※楽天ペイは、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージが条件です。 ※d払いは、dカードでの支払いが条件です。 ※メルペイは、メルカードの所持が必須です。また、還元率が+8%になるのは、毎月8日のみで上限は300ポイントまでです。 |
PayPayの還元率
PayPayの最高還元率は、2.0%です。
PayPayは、PayPayあと払いによる決済でしかポイント還元はありません。
PayPayに別のクレジットカードでチャージし支払うPayPay残高払いやPayPayに登録したクレジットカードでの支払いもポイント還元の対象外となるので注意が必要です。
PayPay残高支払い | PayPayあと払い | PayPayカード | |
---|---|---|---|
基本還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.0% |
PayPayステップ | +0.5% | +0.5% | +0.5% |
PayPayカード ゴールド所有 | ー | +0.5% | ー |
合計 | 1.0% | 2.0% | 1.5% |
楽天ペイの還元率
楽天ペイの最高還元率は、1.5%です。
楽天ペイ | 楽天Edy | 楽天カード | |
---|---|---|---|
楽天カードからチャージ | 0.5% | 0.5% | ー |
楽天ペイで決済 | 1.0% | ー | ー |
楽天Edyで決済 | ー | 0.5% | ー |
楽天カードで決済 | ー | ー | 1.0% |
合計 | 1.5% | 1.0% | 1.0% |
PayPayと違い、下記手順さえ満たせば、1.5%の還元率を得られます。
- 楽天カードで楽天キャッシュにチャージ
- 楽天ペイの支払元を楽天キャッシュに設定
また、少々面倒ではありますが、下記ルートを経由することで、楽天ペイの還元率が、2.0%~2.5%まで上がります。
アクション | ポイント還元率 | 上限金額 |
---|---|---|
①JCBブランドのPayPayカードでチャージ | 1.0% | 2万円/月 |
②JCBブランドのファミマTカードでチャージ | 0.5% | 100万円/月 |
③ファミペイ通常還元 | 0.5% | ー |
④FamiPayで楽天ギフトカード(楽天キャッシュのPOSAカード)を購入 | 0.0% | ー |
⑤楽天ペイで決済(支払元を楽天チャージへ) | 1.0% | 50万円/月 |
合計(①、③、④、⑤) | 2.5% | ー |
合計(②、③、④、⑤) | 2.0% | ー |
au PAYの還元率
au PAYの最高還元率は、1.5%です。
しかしながら、au PAYカード(レギュラーカード)によるau PAYへのチャージはポイント対象外となりました。同じく、auかんたん決済によるチャージも対象外です。
~2022年11月 | 2022年12月~ | |
---|---|---|
基本還元率 | 0.50% | 0.50% |
au PAYカードチャージ | 1.0% | ー |
ゴールドカード特典 | 1.0% | 1.0% |
合計 | 2.0% | 1.5% |
よって、au PAYで1.5%の還元率を得るには、au PAYゴールドカードの所有が必須となります。
d払いの還元率
d払いの最高還元率は、1.0%です。
~2022年12月9日 | 2022年12月10日~ | |
---|---|---|
基本還元率 | 0.5% | 0.5% |
dカード支払い特典 | ー | 0.5% |
dカード決済ポイント | 1.0% | ー |
合計 | 1.5% | 1.0% |
もはやd払いをする意味がないですね。
dカードやdカード GOLDで決済しても、同じく1.0%が還元されます。VISAやMasterCardの加盟店の方がd払いができる加盟店よりも圧倒的に多いので、普通にカード払いをした方がお得と言えます。
メルペイの還元率
メルペイの還元率は、メルカードを持っているか否かで異なります。
メルカード有 | メルカード無 (メルペイスマート払いのみ) |
|
---|---|---|
メルペイ加盟店 | 1.0% | 0% |
iD加盟店 | 1.0% | 0% |
メルカリ | 1.0~4.0% | 0% |
MasterCard加盟店 (オンラインのみ) |
1.0% | 0% |
JCB加盟店 | 1.0% | 利用不可 |
※メルカード所有者に限り、毎月8日は上記還元率に+8%が付与(上限300ポイント)されます。 |
メルカードが無ければ、ポイント還元率はゼロですし、JCBの加盟店でも利用はできないので、メルペイを使うならメルカードが必須です。
ただメルカードは、電子マネーやプリペイドカードへのチャージをしてもポイント還元がありません。
また、メルペイが使えてPayPayや楽天ペイ・d払い等が使えない店舗はかなり少ないので、メルペイを利用するのなら、下記のようなお得なキャンペーンを実施している店舗か毎月8日(+8%還元)の支払いに限られてくると思います。
還元率 | 上限 | |
---|---|---|
コンビニ・スーパー | 3%(常時1%+2%) | P200 |
飲食店 | 5%(常時1%+4%) | P300 |
ファッション・雑貨 | 5%(常時1%+4%) | P500 |
ダイソーでトクトクキャンペーン | ― | P100 |
※キャンペーン参加にはエントリーが必要です。メルカリアプリにてエントリーを行ってからショッピングをしましょう。 ※ポイント還元予定日は、2023年3月末です。 |
送る機能でPayPayを利用せざる負えない?
確かに、PayPayの還元率は、PayPayステップの達成など、条件が厳しい部分もありますが、加盟店は断トツ。更に、利用者数は5,300万人を超えています。
しかも、PayPayの「送る」機能で割り勘をするという支払方法が定番になり、使っていない人が周りに迷惑をかけてしまうという側面もあります。実際に、2022年12月に放送されたワールドビジネスサテライトでは、
皆が使うので、仕方なくPayPayアプリをインストールしました。
という女性もいました。
そう考えると、否が応でもPayPayを利用する人は増えるわけです。
常に複数の選択肢を
お得なおショッピングをするために、最も重要なことは、一つの支払い方法に依存しないことです。
例えば、PayPayだけに執着してしまうと、PayPayポイントが貯まるからと、その加盟店でばかり買い物をしてしまいます。結果、ポイントに目がくらみ下記のように無駄遣いになってしまいかねません。(※コーヒー価格やキャンペーンは一例です)
ローソン | イオン | |
コーヒー価格 | 140円 | 100円 |
PayPayで5%還元 | 7円分還元 | ー |
イオンカード決済で1%還元 | ー | 1円分還元 |
実質価格 | 133円 | 99円 |
よって、どこでお得なキャンペーンをやっているかではなく、どこの店舗が最も安いかを調べてから、その中で最もポイント還元の高い支払い方法を選択するという考え方でなければ結果的に損をしてしまいます。
私の場合は、PayPayや楽天ペイ等のメジャーな決済方法に加え、TOYOTA Wallet(電子マネーによるiD決済)やKyash(VISAプリペイドカード)というマニアックな支払い手段を常に用意しています。
その2つとクレジットカードを併用することで、常時2.4%の高還元を実現することができます。
※クレカ Kyash トヨタウォレット PayPayあと払い 合計 iD加盟店 1.0~1.2% 0.2% 1.0% ー 2.2~2.4% suica加盟店 1.0~1.2% 0.2% 1.0% ー 2.2~2.4% PayPay加盟店 ー 0.2% ー 1.0~2.0% 1.0~2.0% 上記以外のVISA加盟店 1.0~1.2% 0.2% ー ー 1.2~1.4% ※還元率2.4%:リクルートカード
※還元率2.2%:PayPayカード
更にKyashとPayPayカードを併用することでiDやSUICAが使えない店舗でのポイント取りこぼしを防ぐことができるんです。
「iD・SUICA」が使えなければPayPayあと払い。「PayPayあと払い」が使えなければ「VISA(Kyashのリアルカード)」で支払う。と選択肢をいつも複数用意しておけば、できる限り多くのポイントを獲得できます。
引用元:クレカ払いに目覚めたい
よって、私個人の支払い方法の優先順位としては、、、
- 楽天ペイ(4.0%~4.5%)
- TOYOTA Wallet(2.2%~2.4%)
- SUICA(2.2%~2.4%)
- PayPayあと払い(最大2.0%)
- 楽天ペイ(1.5%)
- Kyash(1.2%~1.4%)
- メルペイ払い(9.0%)⇒毎月8日のみ
となり、それに付随するクレジットカードとしては、下記のようになります。ただ、あまりクレジットカードをたくさん作りたくないという方は、PayPayカードと楽天カードだけの二刀流でも高還元は受けられると思います。
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